FXや株など、投資で使われる分析方法「テクニカル分析」は
様々なインジケーターから分析を行いますが、
テクニカル分析の「基本中の基本」は「ローソク足」です。
値動きを分析する「チャート」で
最も使われているインジケーターが「ローソク足チャート」です。
FXテクニカル分析の第一歩として、
ローソク足の基本と仕組みを覚え、値動きの情報を読み取りましょう。
【FX】ローソク足の基本と仕組み
ローソク足一本で始値、終値、高値、安値がわかる
ローソク足は、一本で4つの情報が得られます。
下の画像の「①~④」のローソク足で解説していきます。
ローソク足①
①はローソク足の基本的な形。
上にヒゲ、下にもヒゲ、真ん中には長方形があります。
四角(長方形)の上辺と下辺が、始値と終値です。
ヒゲの先が、高値と安値になります。
私のチャートでは、青が上昇で赤が下降なので、
①のローソク足は上昇したローソク足になります。
20SMA(ミドルバンド)ちょっと上の、四角の下辺が始値。
一時はミドルバンドまで下がり、一時は上昇したものの、最終的には始値から上昇し、高値から少し下がった所で終値が確定した。というローソク足。
ローソク足②
②は赤のローソク足なので、下降したローソク足です。
①とは違い、上下にヒゲがありません。
ヒゲがないという事は「始値と終値が、高値と安値」ということです。
始値から少しも上がることなく下がり続け、
最終的には一番下がった所で終値が確定した。というローソク足。
ローソク足③
③は上にヒゲが少しあるだけです。
②のローソク足の上にチョビヒゲがある感じですね。
始値から少し上昇したものの、
その後下がり続け、一番下がった所で終値が確定した。というローソク足。
ローソク足④
④は四角(始値と終値)が無く、線だけのローソク足です。
始値から、上昇し、下降もしたが、
最終的には始値と同じ価格で終値が確定した。というローソク足。
まとめ
このようにローソク足は、一つのローソク足から複数の情報が得られます。
値動きの幅、ローソク足の並び、パターン、インジケーターなどから、
今後の値動きを「チャート」で予想する方法が【テクニカル分析】です。
その中でも「ローソク足の並び」で分析する手法を「酒田五法」といいます。
(テクニカル分析は「酒田五法」だけに限らず、多くの分析方法があります)
「ローソク足」は「テクニカル分析の基本」であり「酒田五法の基本」でもあります。
まずはローソク足の基本と仕組みを覚え、様々なテクニカル分析に応用しましょう。
コメント