FXテクニカル分析では、
ローソク足で分析を行う「酒田五法」という分析方法があります。
酒田五法とは、江戸時代に生まれた「本間宗久」が、
米相場を読む手法として用い、実際に多くの富を築いたと言われている手法で、
今も尚、株やFX、先物など、様々な投資のチャート分析方法として使われている手法です。
そんな古くから伝わる、
酒田五法のトレード手法の1つである
「三川」の基本と傾向を知り、FXテクニカル分析に活かしましょう。
酒田五法「三川」宵の明星、明けの明星とは?
米相場で「酒田五法」を使い、
大儲けしたと言われる「本間宗久」が編み出した手法の1つで、
現在では「FXトレード・株式取引」に使用されているテクニカル分析の一つです。
酒田五法とは、ローソク足の「5つのパターン」からテクニカル分析を行う手法で、
「三川」とは、酒田五法のパターンの一つです。
酒田五法とは「ローソク足のパターン(組み合わせ)」でテクニカル分析を行います。
![](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2016/01/37e55763d8772478389716b171e8e56e-160x90.jpg)
酒田五法「三川」宵の明星、明けの明星の基本
三川は少し「特殊な酒田五法」で、
窓が開いた後に、小さな十字架のような「星」が出現することで完成します。
窓とは、ローソク足とローソク足が離れて出来た「隙間」のことです。
まずは下の画像を見てみましょう。
このように、1つ前のローソク足と十字架(トンボ・トウバ)の間に
隙間が開き、次のローソク足で転換すると「三川」の完成です。
左側の三川が「宵の明星」右側の三川が「明けの明星」と言います。
宵の明星・明けの明星共に「トレンド転換のサイン」です。
ですが、株取引では「窓」が開くことは多いですが、
FXでこんなに綺麗に窓が開くことは少なく、滅多にお目にかかれません。
![中二病](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2018/03/1.jpg)
上に使っている画像も、このブログでは珍しく「自作」だね。
酒田五法「三川」宵の明星、明けの明星の傾向
FXで「キレイな明星」は殆ど見れません。
1分足でなら、値が飛ぶことは多いですが、
それでも完璧な明星には、なかなか出会えません。
FXでは「キレイな形でなくても良い」ということです。
この画像は「三川明けの明星」ですが、形と窓は、まぁまぁですね。
![中二病](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2018/03/1.jpg)
すごく微妙だがスキマがあるな。
このように、ハッキリとした「明星」でなくてもOKです。
トレード方法は、
「三川宵の明星」出現で「売り」
「三川明けの明星」出現で「買い」です。
また、ローソク足のテクニカル分析なので、どこで出るかが重要です。
天井圏での「宵の明星」で信頼性UP
底値圏での「明けの明星」で信頼性UP
十字架と同様で、ヒゲが長いと信頼性UPです。
考え方は「ローソク足の長いヒゲ」や「十字架、トンボ、トウバ」と変わりません。
窓が開かなければ殆ど「一緒」です。
長いヒゲ、十字架の参考記事
![](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2016/01/71ab850456a221de2c478a8b9fd15873-160x90.jpg)
![](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2016/01/e507939640a434803a2e15abeb989821-160x90.jpg)
酒田五法には、あと一つ「三空」という手法がありますが、
これも「窓」が条件になっていて、FXチャートでは滅多に出現しないため、
このブログでは記載していません。
![中二病](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2018/03/1.jpg)
というか見たことない…。
まとめ
- 酒田五法とは、ローソク足の「5つのパターン」からテクニカル分析を行う手法。
- 三川は「トレンド転換サイン」
- 明けの明星出現で「買い」宵の明星出現で「売り」
- 考え方、傾向は「十字架・トンボ・トウバ」と同じ。
- 天井圏、底値圏で信頼性アップ。
- 長いヒゲで信頼性アップ。
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