FXテクニカル分析では、様々なインジケーターがあります。
その中でも有名なインジケーターである「平均足」
平均足の基本と傾向を覚え、FXテクニカル分析に活かしましょう。
平均足とは?
平均足とは、2日分の4本値(始値、高値、安値、終値)を使って、
1本のローソク足を表示するインジケーターです。
平均足の始値は、一つ前のローソク足の4本値を足して4で割ったもの。
つまり、前日の4本値の「平均値」です。
終値も同じように、当日(現在)の平均値を計算します。
高値、安値は、普通のローソク足と同様にヒゲが出現します。
名前の通り、ローソク足の平均バージョンです。
【MT4】メタトレーダーでのインジケーター表示、設定の方法はコチラ↓
![](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2016/01/dd6ada9b0cb0849e8366d13e29a7c84c-160x90.jpg)
平均足の基本
実際に平均足の画像を見てみましょう。
普通のローソク足の始値は、
一つ前の終値からですが「平均足」は実体の真ん中から始値が表示されています。
![中二病](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2018/03/1.jpg)
通常のローソク足と違い、実体(四角)が重なっているところが多いな。
参考までに、普通のローソク足と「平均足」を同時に表示させている画像を見てみましょう。
普通のローソク足の陽線が「青」で、陰線が「黄色」
平均足は、陽線が「白」で、陰線が「赤」です。
![厨二病](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2018/03/2.jpg)
見比べてみると、普通のローソク足と結構違うね。
①では、普通であれば大きな陰線ですが、平均足では実態が「普通の半分」です。
捉え方も、ローソク足では「大きな陰線」、平均足では「長い下ヒゲ」と違いが出てきます。
②では、ローソク足では「大きな陽線」ですが、
平均足では「上下に長いヒゲがある十字架」のような形になっています。
実際の始値や終値は「ローソク足」が本当の動きなので、
平均足を使う際は「注意が必要」です。
ローソク足「十字架・トンボ」参考記事↓
![](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2016/01/e507939640a434803a2e15abeb989821-160x90.jpg)
平均足の傾向
平均足は「平均」を表示するインジケーターなので「トレンド系指標」です。
基本的に順張り。逆張りには不向きです。
平均を表すインジケーターである「SMA」と同様で、
「ゴールデンクロス、デッドクロス」のような感じで使います。
ゴールデンクロス・デッドクロス 参考記事
![](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2016/01/72585bc44ba8cc57ea82674e5e872bfe-160x90.jpg)
「平均足」は一旦色が変わる(陽線から陰線、陽線から陰線)と
その色が継続して出現する傾向があります。
どう言うことか、画像を見てみましょう。
上昇トレンドに転換した際の「平均足」です。
上昇トレンドに突入したら、トレンド中は殆ど陽線(白)で構成されています。
このように、色が変わると、その色の平均足が続く傾向があります。
![](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2016/01/a8a83002cb65e34c5ba1be65eb0ba39a-160x90.jpg)
基本的には、
大きな陽線が数本並んだら「買い」
大きな陰線が数本並んだら「売り」
というように、相場の流れに乗ってトレードする感じで使います。
1本色が変わったくらいでは信用できません。
エントリーに使う際は、最低でも2本は色が変わって、
尚且つ、他のテクニカル分析のサインと重複したら「エントリー」が理想的です。
この辺もゴールデンクロス・デッドクロスと同じです。
![中二病](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2018/03/1.jpg)
流れを読む時に使えるインジケーターだな。
![厨二病](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2018/03/2.jpg)
平均足は流れを読むのに適しているが、それ単体でエントリーすべきじゃないわけね。
デイトレ以上の長期トレード向き、
スキャルピングなどの短期トレードには不向きです。
私のトレードスタイルは「スキャルピング」ですので、
平均足だけではエントリーしません。
色が変わったから利確するべき?とか、今後の市場展開を予想する時に使用します。
大きなトレンドや、大きな時間軸では有効ですが、
スキャルピングのような短期トレードでは、
エントリーで使うのではなく、利確で使うことをオススメします。
![厨二病](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2018/03/2.jpg)
結局、どのインディケーターも、
トレードスタイルで変わってきますよね~( ̄▽ ̄)
まとめ
- 平均足とは、ローソク足の平均バージョン。
- 実際の始値や終値は「ローソク足」が本当の動きのため、平均足を使う際は注意する。
- 平均足は「トレンド系指標」
- 「ゴールデンクロス、デッドクロス」のような感じで使う。
- 「平均足」は一旦色が変わるとその色が継続して出現する傾向がある。
- 1本色が変わったくらいでは信用できない。
- 大きなトレンドや、大きな時間軸で有効。
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