FXには様々なインジケーターがあります。
その中でも「オシレーター系指標」として有名な【RSI】
RSIの基本と傾向&ダイバージェンスを知り、FXテクニカル分析に活かしましょう。
RSIとは?
RSI (Relative Strength Index)とは、
オシレーター系指標では有名なインジケーターの1つです。
一定期間のレートの変動幅に対する上昇幅の割合から、
「相場の過熱感」=「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」を見るインジケーターです。
![中二病](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2018/03/1.jpg)
逆張り用のインジケーターだな!
RSIの計算式
RSI(%)=(A÷(A+B))×100……。
![厨二病](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2018/03/2.jpg)
???
とまぁ、わけのわからない計算式がありますが、わからなくてOKです。
インディケーターを表示させる時に
設定した期間内の「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」が表示される
と覚えていれば問題ありません。
ちなみに【MT4】では、デフォルトで「14」となっています。
数値は変えずに、そのまま使ってOKです。
RSIの基本
実際に表示してある画像を見てみましょう。
メタトレーダーのデフォルトのローソク足チャートに
「RSI」を表示しています。
基本的には
「30%」に到達したら売られ過ぎなので「買い」
「70%」に到達したら買われ過ぎなので「売り」です。
上の画像でも、急激な下降により
青の矢印辺りで「30%」に到達し、その後下降が収まり上昇に転じています。
赤の矢印では「70%」に到達し、上昇が収まり急下降しています。
このように「売られ過ぎ、買われ過ぎ」を表示してくれる便利なインジケーターです。
RSIは実際に使える?RSIの傾向
正直言って、RSIは「使えます」
逆張り系のオシレーター指標なので、
順張り系トレーダーの方はあまり使わないかもしれませんが、
「自称」順張り系トレーダーの私は「RSI」をよく使用します。
ですが、30%と70%はあまり信用していません。
30%と70%はよく到達しますが、結構裏切られる事も多いです。
先程のこの画像↑にもラインを表示してますが、
20%と80%到達で、信頼度が高くなります。
基本は30%と70%ですが、私は20%と80%到達で、
「そろそろかな?」と思うようにしています。
20%と80%のラインを表示するには
「RSI」を右クリックし「プロパティ」
「レベル表示」から「追加」で「20」と「80」を入力し、表示できます。
![中二病](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2018/03/1.jpg)
「30・70」はまだまだ。「20・80」で「そろそろ」って感じ。
RSIで起こる「ダイバージェンス」とは?
なんだか「ダイバージェンス」って響きが良いですよね。
初めて知った時は
![厨二病](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2018/03/2.jpg)
何かカッコイイ…
なんて思いましたが、出現することが滅多にありません。
まずは画像を見てみましょう。
「RSI」は下がっているのに、市場価格は上がっています。
このように、市場価格とRSIが逆の動きをしたら「ダイバージェンス」の完成です。
ダイバージェンスは「トレンド転換のサイン」です。
「市場価格は上がっているけどRSIは下がっている」場合は「下降へ転換」
「市場価格は下がっているけどRSIは上がっている」場合は「上昇へ転換」です。
画像では出現後、約1円程下がってますね。
ですが…上にも書きましたが、RSIでは出現数が少なく、滅多にお目にかかれません。
(RSIだけでなく、ストキャスティクスでも出現します)
ダイバージェンスが出現したら、
![中二病](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2018/03/1.jpg)
転換するかもしれないから、利確しとくべきかな?といった感じです。
ダイバージェンス「メイン」で取引するのではなく、
「サブ」でテクニカル分析の足しにする程度をオススメします。
「RSI」と他のインジケーターを同時に表示させる
MT4(メタトレーダー)では、RSIの画面(サブウィンドウ)に
他のインジケーターも表示する事が可能です。
RSIだけを表示するのは画面がもったいないので、
「MACD」もしくは「ストキャスティクス」も一緒に表示しても良いと思います。
この画像は「RSI」と「ストキャスティクス」を同じところで表示させています。
そのままだとRSIが見えにくくなるので、線を太くすることをオススメします。
これで、1つの所で2つのインジケーターが見れるので、効率も良いですよね。
![厨二病](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2018/03/2.jpg)
詰め込み過ぎるとメチャクチャになるので、自分が分かる程度に表示させよう。
ストキャスティクスの参考記事↓
![](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2016/01/9878e74695d39518a3ca6c6d4f3935f5-160x90.jpg)
MACDの参考記事↓
![](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2016/01/c04543f49f42b9058c7432ea18f72776-160x90.jpg)
まとめ
- RSIとは、オシレーター系指標のインジケーター。
- 売られ過ぎ、買われ過ぎ、を表示する。
- 数値は変えずに、デフォルトの「14」でOK。
- 20%・80%の線を表示する。
- 「30、70」は「まだまだ」「20、80」で「そろそろ」
- ダイバージェンスは「トレンド転換のサイン」
- ダイバージェンス「メイン」で取引するのではなく「サブ」で、分析の足しにする。
- MT4を使用している場合、RSIの画面に他のインジケーターも表示する。
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