FXには様々なテクニカル分析、トレード手法があり、
MT4(メタトレーダー)では、数多くのインジケーターが使用できます。
ピボットは、株やFXなどのテクニカル分析によく使われるインジケーターで、
ピボットポイント・ピボットラインなどと呼ばれます。
ピボット(pivot)の基本と傾向を覚え、FXテクニカル分析に活かしましょう。
ピボット(pivot)とは?
ピボットとは、前日の高値・安値などから、
当日の相場で重要になりそうな価格にラインを表示するインジケーターです。
DMM.com では、ニュースとして表示されるほど。
それだけ多くのトレーダーが「ピボット」に注目しています。
チャートに「ピボット」を表示する場合は、
MT4(メタトレーダー)のライブラリから「Pivot」をチャートにドラッグ&ドロップでOK。
インジケーターの表示方法はコチラで確認してください↓
![](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2016/02/1cc95b3ddb7d6012ac7d3f4e92d60aea-160x90.jpg)
ピボット(pivot)の基本
ピボットは基本的に「7本」の線が表示されます。
中央に基準の線となる「Pivot Point」が表示され、
その線の上下に3本のラインが表示されます。
上の3本のラインは、R1・R2・R3(Pivot Point に 近い順)
下の3本のラインは、S1・S2・S3(Pivot Point に 近い順)
まずは、実際に「ピボット」を表示している画像を見てみましょう。
オレンジが「Pivot Point」です。
上には、赤の R1・R2 と、緑の R3。
下には、青の S1・S2 と、緑の S3。
見た感じでは、大きな価格帯の「ボリンジャーバンド」といった感じですね。
![](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2016/01/cb59da784dd9d66fc739c6aba6955a59-160x90.jpg)
R1・R2・R3 の「R」は、レジスタンスの頭文字の「R」です。
S1・S2・S3 の「S」は、サポートの頭文字「S」です。
Rラインは「レジスタンスライン」の役目を果たすラインで、
Sラインは「サポートライン」の役目を果たします。
![](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2016/01/dcfbaaeb5051764e890af3070500523f-160x90.jpg)
ピボットは、
当日の相場で重要になりそうな価格にラインを表示する = 当日の相場で「レジスタンスライン・サポートライン」になりそうな所にラインを表示してくれるインジケーターです。
多くのトレーダーが「ピボットラインを意識している」からこそ、
そのラインが、レジスタンス・サポートラインになりやすいのです。
また、ピボットの基本は「1日単位」です。
そのため、日足 以上の長期チャートには表示されません。
ピボット(pivot)の傾向
ピボットの傾向は、レジスタンスライン・サポートラインと同じで、
ピボットを使って「ライントレード」を行います。
基準となる Pivot Point は、ボリンジャーバンドの「ミドルバンド」といった感じ。
![](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2016/01/dcfbaaeb5051764e890af3070500523f-160x90.jpg)
![](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2016/01/cb59da784dd9d66fc739c6aba6955a59-160x90.jpg)
Pivot Point の線より、相場価格が上にある場合は、
「上昇傾向にある」と予想でき、逆の場合は「下降傾向にある」と予想できます。
上昇トレンドの場合は、サポートラインが強くなる傾向があり、
下降トレンドの場合は、レジスタンスラインが強くなる傾向があります。
もう一度「ピボット」の画像を見てみましょう。
上昇トレンドの場合、サポートラインが強くなるため「押し目買い」を狙います。
下降トレンドの場合は、レジスタンスラインでの「戻り売り」を狙います。
![](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2016/01/3e73d765eb36add834dff1808b81e0f8-160x90.jpg)
サポートライン・レジスタンスラインの役目なので、「ラインブレイク」の傾向も同じです。
Pivot Point を勢いよく抜けたり、多く反発しているラインを抜けたりした場合は、
ラインブレイクの傾向と同じく、抜けた方向に大きく動く傾向があります。
![](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2016/01/a67210c59dd5a1e427a7dcf5c3910e2b-160x90.jpg)
R3・S3 のラインは、ボリンジャーバンドの「3σ」といった感じです。
R3・S3 のラインを大きく抜けることは、それほど多くありません。
そのため、R3・S3 での反発は、他のピボットラインに比べ信頼性が高くなります。
(ガッツリ抜ける時もたまにあるので、しっかりと反発を確認してからトレードしましょう)
![](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2016/01/d52cd5f753f02f3c5401425abee2191f-160x90.jpg)
![中二病](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2018/03/1.jpg)
しっかりと反発を確認し、反発した方向に動き出したらエントリーだな。
![厨二病](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2018/03/2.jpg)
R3・S3 のラインに近づいたら、そろそろ反発するかも?と構える感じかな?
![FX最強武神](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2018/03/3.jpg)
ボリンジャーバンドをブチ抜いた先に、R3ラインがあった場合は最強だな!!
![FXの女神?](https://technical-fx.com/wp-content/uploads/2018/03/4.jpg)
ブチ抜くなんて…やらしいわね…
まとめ
- ピボットとは、当日の相場で重要になりそうな価格にラインを表示するインジケーター。
- そのラインは、レジスタンスライン・サポートラインになる。
- ピボットの基本は「1日単位」
- ピボットの傾向を利用し、ライントレードを行う。
- 押し目買い・戻り売り、ラインブレイク・反発などを狙う。
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