メタトレーダー【MT4】では、様々なインジケーターを使用できます。
様々なインジケーターを表示させ、
あらゆる可能性を考えながらFXトレードを行いましょう。
Guppy(GMMAチャート)の基本、表示方法、使い方を学び、
FXテクニカル分析に活かしましょう。
Guppy(GMMAチャート)とは?
Guppyとは、複数の移動平均線(EMA)を表示するインジケーターで、
作成者の名前(ダリル・ガッピー)から【Guppy】と名付けられています。
GMMAとは【Guppy Multiple Moving Average】の略です。
実際には
【Guppy(long and short)】というインジケーターと
【Guppy Multiple Moving Average】というインジケーターが公開されていますが、
機能はほとんど同じです。
今回の画像で表示させているインジケーターは、前者の【Guppy(long and short)】です。
メタトレーダー Guppy(GMMAチャート)の表示方法
メタトレーダー(MT4)のインジケーター表示方法は毎回一緒です。
ライブラリで【名前】をクリックし、
アルファベット順に並び替えて、Guppy(long and short)を探し、
チャートにドラッグ&ドロップすればOKです。
他のチャートにも表示させたい場合は、左のナビゲーターの Downloads に
【guppy_long】と【guppy_short】が追加されていますので、
そこからドラッグ&ドロップで表示できます。
Guppy(GMMAチャート)で表示されるもの
【guppy_short】は、3、5、8、10、12、15 EMA
【guppy_long】は、30、35、40、45、50、60 EMA
EMAを同時に6本×2=12本を表示させます。
移動平均線の参考記事↓
デフォルトではオレンジと緑で表示されますが、今回の画像では
【guppy_short】は「黄色~赤」
【guppy_long】は「青系」で表示しています。
Guppy(GMMAチャート)の使い方
実際に Guppy を表示させている画像を見てみましょう。
移動平均線を表示させるインジケーターなので、使い方は「移動平均線」と一緒です。
基本的には「相場の流れを読む」ために使います。
ゴールデンクロス・デッドクロスにも記載していますが、
上昇トレンドは「上から小さい数値の移動平均線が並んでいる状態」
下降トレンドは「上から大きい数値の移動平均線が並んでいる状態」が完璧なトレンドです。
Guppy は複数の移動平均線が表示されるので、
普通の移動平均線を表示させている場合と違い、
一目見て「今どちらのトレンドなのか?」ということが判断しやすいインジケーターです。
また、クロスでのトレードにも使えます。
期間の短い移動平均線「short」が、
「long」を上抜けた場合は「ゴールデンクロス」となり「買い」
「long」を下抜けた場合は「デッドクロス」となり「売り」です。
ゴールデンクロス・デッドクロス 参考記事↓
「一目均衡表」の【雲】にも似たような感じです。
各EMAが、ねじれる(クロス)ことにより「トレンド転換したかも」と予想します。
雲がねじれた感じに見えなくもない。
一目均衡表 参考記事↓
その他、移動平均線なので押し目買い・戻り売りの目安にもなります。
上昇トレンド中、longまで値が戻ってきた場合は、
下抜けする可能性と、反発する可能性を考え、
反発が確認できたら買い・抜けたら売り、といった感じです。
押し目買い・戻り売りは移動平均線でも有効だったね。
押し目買い・戻り売り 参考記事↓
注意したいのは「クロスだけの判断で、エントリーしないこと」です。
移動平均線はトレンド系指標なので、反応が遅れ、
見る時間軸によっては、クロスが完成している時には、
値が大きく動いている場合もあります。(EMAなので、SMAより反応は早い)
その分エントリーが遅れたり、
クロス完成後には、大きく動いたために、すぐに反転する可能性もあります。
FX相場の流れを見る時の判断材料に使う、
もしくは「クロス + 他のサイン」でのエントリーが理想的です。
まとめ
- Guppyとは、複数の移動平均線を表示するインジケーター。
- EMAを同時に6本×2=12本を表示させる。
- 移動平均線と一緒で、基本的には「相場の流れを読む」ために使う。
- クロスでのトレードにも使える。
- 押し目買い・戻り売りの目安にもなる。
- クロスだけの判断で、エントリーしない。
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