FXのテクニカル分析で使うインディケーターの中で、
どう使うか一番わかりにくいのが「一目均衡表」だと思います。
ですが、基本と傾向を覚えると、一目均衡表だけで様々な分析が可能になります。
様々な分析方法や使い方があるので、
使う人にとっては「一目均衡表だけでいい」なんて人もいると思います。
色んなサインを読み取れる「一目均衡表」は
色んなラインがあるので、まずは基本的なことから覚えましょう。
一目均衡表の基本「表示される5本の線」
まずは「一目均衡表」とはどんなものなのか、画像を見てみましょう。
上の画像は、見やすさ重視で、
ローソク足チャートの色はデフォルト、一目均衡表の線の太さと色を変えています。
チャートは4時間足で、
ローソク足に一目均衡表だけを表示したチャートです。
一目均衡表だけでも随分とゴチャゴチャしている…
「転換線」と「基準線」
【転換線】の計算方法=(当日を含む過去9日間の高値+安値)÷2
【基準線】の計算方法=(当日を含む過去26日間の高値+安値)÷2
という計算方法で表示されています。
「転換線」はローソク足に最も近い線です。「赤の線」が転換線です。
「基準線」は「青の線」です。見た感じでは「移動平均線」に似てますね。
移動平均線よりも、ちょっとカクカクした線ですね。
また、この2本の線は「ローソク足と同じ時間軸」に表示されます。
(他の線は、ローソク足の前だったり、後ろにあったりします)
「先行スパン1」と「先行スパン2」
【先行スパン1】の計算方法=(転換線+基準線)÷2
【先行スパン2】の計算方法=(過去52日間の高値+安値)÷2
という計算方法で表示されています。
「先行スパン」の確認は画像内に表示していますので画像を見てください。
「先行スパン1」と「先行スパン2」で「雲」のような
点線で囲ってある線を描いています。
どっちが「先行スパン1」で、
どっちが「先行スパン2」なのかが重要ではなく、
2つの線で描いてる「雲」が重要になってきますので、
先行スパン=【 雲 】と覚えておけばOKです。
雲クモ雲クモ…
「遅行スパン」
【遅行スパン】の計算では無く、
当日の終値を含む「26日前の位置に表示される線」です。
上の画像では、黄色で表示しています。(デフォルトでは緑で表示されます)
遅行スパンの動きは、
ローソク足と一緒の動きを、ちょっと遅らせて(ずらして)表示していますね。
また「一目均衡表」では【遅行スパンが最も重要】とも言われています。
一目均衡表の基本は以上です。この5本を使ってFXテクニカル分析を行います。
5本のラインには、様々な分析方法やトレード手法がありますが、
一つのページにまとめると長くなるので別ページに記載しています。
一目均衡表の使い方と応用はコチラから↓
まとめ
- 転換線、基準線はローソク足と同じ時間軸に表示されている線。
- 先行スパンは、ローソク足の先に表示されている線。
- 先行スパンと、先行スパン=「 雲 」
- 遅行スパンは、ローソク足の後ろに表示されている線。
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