フィボナッチで代表的なフィボナッチラインである
「フィボナッチリトレースメント」(Retracement)の他に、
Time Zone「Expansion・Fan・Arcs」などがあります。
フィボナッチ数列を利用した、
フィボナッチライン Time Zone の基本と傾向を知り、
FXテクニカル分析に活かしましょう。
フィボナッチ「Time zone」タイムゾーンとは?
フィボナッチ・リトレースメントでは、
1つの波(山or谷)を対象にして、その間にフィボナッチ数を表示し、
「どの辺まで戻るのか?」
「どの辺で反発するのか?」の判断材料に使うフィボナッチラインでした。
Time Zone は「時間軸」を対象にして、時間軸にフィボナッチラインを表示し、
「どの辺(期間)で転換点を迎えるか?」という予想や、
「どの辺(期間)が天井、底値になるか?」といった予想に使うフィボナッチラインです。
フィボナッチの基本、リトレースメント 参考記事↓
フィボナッチ「タイムゾーン」の基本
タイムゾーンを表示するときの基本は
1つの大きな波の時間軸を結んで表示させます。
メタトレーダー【MT4】で表示する場合は
「挿入」→「フィボナッチ」→「タイムゾーン」で表示できます。
まずは表示させている画像を見てみましょう。
大きな波の幅(時間軸)を結びます。
今回の画像は、高値と安値を結んでいますが、
「タイムゾーン」は高値、安値は関係ありません。
タイムゾーンを表示させるとこのように、時間軸に線(縦線)が表示されます。
この線使い、先の市場展開を予想します。
時間軸から今後の展開を予想するのか。
「来週から相場が転換する」なんて分かったらすごいよね!
フィボナッチ「タイムゾーン」使い方
フィボナッチラインは「リトレースメント」で紹介しているように「黄金比」です。
タイムゾーンの考え方は、
【今回、底から天井(天井から底)に到達した時間(幅)は○○くらい掛かった。
では次に「天井もしくは底」に到達するのは、あの辺りの時間軸ではないか?】
というような考え方で予想します。
「天井もしくは底に到達した時間」を言い換えるならば、
「トレンドが転換するまでの期間」ということです。
タイムゾーンを表示すると
「あの辺りでトレンドが転換するかもしれない」という予想ができます。
トレンド・レンジ 参考記事 ↓
画像をみると、最初の幅に「タイムゾーン」を引いた後の、
3本目、4本目のライン辺りでは、勢いが無くなったり「転換(底打ち、頭打ち)」しています。
このように「大きく動き出すところの目安」になったり、
「転換の目安」「天井、底の目安」になります。
自分の引いた幅(波)により、使い方は異なってきます。
フィボナッチは目安なので、今後の予想や他のサインのサポート(重複)に使いましょう。
フィボナッチは目安。
あの辺で転換するかも…って思うだけでも、見え方が大きく変わるね。
まとめ
- Time Zone は「時間軸」を対象にしたフィボナッチライン。
- 1つの大きな波の時間軸を結んで表示させる。
- 次に「天井もしくは底」に到達する期間の予想に役立つ。
- 大きく動き出すところの目安・転換の目安・天井、底の目安になる。
- フィボナッチは目安。今後の予想や、他のサインのサポート(重複)に使う。
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