FXには様々なテクニカル分析、トレード手法があり、
MT4(メタトレーダー)では、数多くのインジケーターが使用できます。
ピボットは、株やFXなどのテクニカル分析によく使われるインジケーターで、
ピボットポイント・ピボットラインなどと呼ばれます。
ピボット(pivot)の基本と傾向を覚え、FXテクニカル分析に活かしましょう。
ピボット(pivot)とは?
ピボットとは、前日の高値・安値などから、
当日の相場で重要になりそうな価格にラインを表示するインジケーターです。
DMM.com では、ニュースとして表示されるほど。
それだけ多くのトレーダーが「ピボット」に注目しています。
チャートに「ピボット」を表示する場合は、
MT4(メタトレーダー)のライブラリから「Pivot」をチャートにドラッグ&ドロップでOK。
インジケーターの表示方法はコチラで確認してください↓
ピボット(pivot)の基本
ピボットは基本的に「7本」の線が表示されます。
中央に基準の線となる「Pivot Point」が表示され、
その線の上下に3本のラインが表示されます。
上の3本のラインは、R1・R2・R3(Pivot Point に 近い順)
下の3本のラインは、S1・S2・S3(Pivot Point に 近い順)
まずは、実際に「ピボット」を表示している画像を見てみましょう。
オレンジが「Pivot Point」です。
上には、赤の R1・R2 と、緑の R3。
下には、青の S1・S2 と、緑の S3。
見た感じでは、大きな価格帯の「ボリンジャーバンド」といった感じですね。
R1・R2・R3 の「R」は、レジスタンスの頭文字の「R」です。
S1・S2・S3 の「S」は、サポートの頭文字「S」です。
Rラインは「レジスタンスライン」の役目を果たすラインで、
Sラインは「サポートライン」の役目を果たします。
ピボットは、
当日の相場で重要になりそうな価格にラインを表示する = 当日の相場で「レジスタンスライン・サポートライン」になりそうな所にラインを表示してくれるインジケーターです。
多くのトレーダーが「ピボットラインを意識している」からこそ、
そのラインが、レジスタンス・サポートラインになりやすいのです。
また、ピボットの基本は「1日単位」です。
そのため、日足 以上の長期チャートには表示されません。
ピボット(pivot)の傾向
ピボットの傾向は、レジスタンスライン・サポートラインと同じで、
ピボットを使って「ライントレード」を行います。
基準となる Pivot Point は、ボリンジャーバンドの「ミドルバンド」といった感じ。
Pivot Point の線より、相場価格が上にある場合は、
「上昇傾向にある」と予想でき、逆の場合は「下降傾向にある」と予想できます。
上昇トレンドの場合は、サポートラインが強くなる傾向があり、
下降トレンドの場合は、レジスタンスラインが強くなる傾向があります。
もう一度「ピボット」の画像を見てみましょう。
上昇トレンドの場合、サポートラインが強くなるため「押し目買い」を狙います。
下降トレンドの場合は、レジスタンスラインでの「戻り売り」を狙います。
サポートライン・レジスタンスラインの役目なので、「ラインブレイク」の傾向も同じです。
Pivot Point を勢いよく抜けたり、多く反発しているラインを抜けたりした場合は、
ラインブレイクの傾向と同じく、抜けた方向に大きく動く傾向があります。
R3・S3 のラインは、ボリンジャーバンドの「3σ」といった感じです。
R3・S3 のラインを大きく抜けることは、それほど多くありません。
そのため、R3・S3 での反発は、他のピボットラインに比べ信頼性が高くなります。
(ガッツリ抜ける時もたまにあるので、しっかりと反発を確認してからトレードしましょう)
しっかりと反発を確認し、反発した方向に動き出したらエントリーだな。
R3・S3 のラインに近づいたら、そろそろ反発するかも?と構える感じかな?
ボリンジャーバンドをブチ抜いた先に、R3ラインがあった場合は最強だな!!
ブチ抜くなんて…やらしいわね…
まとめ
- ピボットとは、当日の相場で重要になりそうな価格にラインを表示するインジケーター。
- そのラインは、レジスタンスライン・サポートラインになる。
- ピボットの基本は「1日単位」
- ピボットの傾向を利用し、ライントレードを行う。
- 押し目買い・戻り売り、ラインブレイク・反発などを狙う。
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